虫歯になっていなくても歯が痛む事はありますか?
“非歯原性歯痛”という言葉を聞いた事はありますか?
漢字がずらっと並んでいますが、わかりやすく言うと“歯が原因ではない歯の痛み”なんです。
ニュースでも度々取り上げられている為、耳にした事があるかもしれませんね。
歯が原因の痛みといえば“虫歯”ですが、歯が原因ではない痛みとはどんなものでしょうか?
私達が毎日、患者様のお口を診ていて「最近多いな」と感じるのは、上下の歯を強く当てすぎていて歯に違和感や痛みが出てしまうケースです。
つまり“噛みしめ”ですね。
自分では「そんなに噛みしめてないのにな、、、」と思っていても、実は就寝中に
無意識に噛みしめていたりするんです。
朝起きると歯がじんわり痛いなんて事はありませんか?
まさにそれです!
このような場合は歯医者さんでマウスピースを作って就寝中の噛みしめを予防しましょう。
また、パソコン等集中する作業を長時間した後に歯が痛む時は、作業途中でストレッチ休憩をして身体の力を抜いてみるのもオススメの方法です。
ところで、痛みが出る以外にもなにか問題があるのでしょうか?
なんと!噛みしめによって歯を支えている顎の骨が溶けてしまい、歯周病が進行してしまうんです。
具体的にはお食事の際、歯がぐらついて痛み、お肉やおせんべい等歯ごたえのある食べ物が噛めなくなってしまいます。
噛みしめは生活習慣を改善したり、歯医者さんで診てもらう事で予防ができます。
いくつになっても美味しくお食事ができるように、「痛い!」と思ったらすぐに歯医者さんで検診を受けましょう!
他にも、偏頭痛のある方やうつ症状のある方で歯に痛みがでる事もあります。
そういった場合は歯科治療で痛みが和らぐ事もありますが、元々の原因を治療する為にも医科を受診する事をおすすめします。
2019年9月9日 カテゴリ:未分類